いずれ、
家族の味になる。

鎌田醤油株式会社は、のどかな田園風景が広がる宮城県美里町にある味噌・醤油の醸造元です。創業は、江戸時代後期の1835(天保6)年。その頃、東北地方は「天保の大飢饉(ききん)」に見舞われ、甚大な被害が出ました。農業の傍ら酒造りを行ってきた鎌田家は、藩主の指令によって、贅沢品ではなく日々の暮らしを支える味噌・醤油造りを開始。それが、鎌田醤油創業のきっかけです。
日本人である私たちの食生活に、味噌と醤油は欠かせません。日々の食卓で使うきほんの調味料だから、本物をお届けしたい。その想いで、直接足を運んで吟味した地元・宮城県産の原材料にとことんこだわり、創業から代々受け継がれてきた醸造技術で、蔵にすむ微生物たちと一緒にていねいな味噌・醤油造りを行ってきました。
ありがたいことに、時折、私たちの商品を世代を超えて家族でお使いいただいているというお話を伺います。きほんの調味料である味噌と醤油は、主役にはならなくても、日々の食卓にいつでもそっと寄り添ってくれる存在です。そしてやがては、いつでも「ほっ」と帰ってきたくなる、家族の味に育っていくのでしょう。
だからこそ、私たちは変わらないいつもの味を造り続け、みなさんの家族の味を支えたい。人々のすこやかな日々を切に願った先代たちの想いを大切に、これからも味噌・醤油を造っていきます。
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